東京都では新型コロナウイルス感染症の増加は鈍化しています。自粛の効果でしょうか。慶応大学病院からの報告では、今月１９日までの１週間に、新型コロナウイルス以外の病気で新たに入院する患者や手術を受ける前の患者にＰＣＲ検査を行ったところ、６７人中、５．９７％にあたる４人が陽性だったということです。このことは、すでに多く無症状感染者がいる可能性を示唆しています。

新型コロナウイルスでは感染者のうち、他人に感染させる人は約２０％、また、約４０％は無症状のようです。要するに多くの人は人には感染させず、知らないうちに感染し、知らないうちに治っている人が数多くいることになります。

しかし、有症者は軽度といえどもインフレンザよりも症状はつらく、また約２％の方が亡くなるので、感染しないようしばらく自粛を続ける必要がありますね。感染は接触・飛沫で起きます。通常の呼吸で感染する可能性はほぼなく、会話や深呼吸による飛沫に気を付けましょう。