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Pfizerの新型コロナワクチン
日本でも新型コロナワクチンの接種が始まります。気になるのはワクチンによる重篤な副反応(アナフィラキシーなど)です。ファイザー社ワクチンの米国での中間報告がありました。米国では2020年12月23日の時点で、Pfizer-BioNTechのCOVID-19ワクチンの1回目の投与が189万3,360人(女性117万7,527人、男性64万8,327人、性別不明6万7,506人)に実施され、4,393例(0.2%)に有害事象(因果関係の有無を問わずワクチン接種後に生じたあらゆる好ましくない出来事)があり、そのうちアナフィラキシーを含む重度のアレルギー反応(副反応+有事事象)の可能性があったのは175例と報告されました。これは全体の0.009%で当初懸念されたより低い数字ですね。この175例のうち21例(11.1例/100万回)がアナフィラキシー(重篤な副反応)と判断され、うち17例はアレルギーまたはアレルギー反応の既往があり、そのうち7例はアナフィラキシーの既往があったとのことです。全員適切な治療で回復してます。インフルエンザワクチンによる重篤は有事事象(アレルギー反応に限らず)は0.0002%その他のワクチンでは0.001%です。こられに比べると頻度は高いですね。